幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵
幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書) [ 岸見 一郎 ]
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「嫌われる勇気」の著者が、自身の家族との交流における葛藤や確執、受容などの実体験も例に挙げて、アドラーを始めとする哲学者、思想家の言葉を引用しながら、幸福の意味を紐解き、勇気を出して対人関係に飛び込み、何かを成すという行為ではなく、存在によって共同体に貢献することが、幸福に「なる」ではなく、幸福で「ある」ために必要と説いている。
中国4.0 暴発する中華帝国
2000年以降の中国の外交の15年間の変遷を1.0からの3段階に区切って解説する中で、国内しか見ない政治姿勢や、G2の失敗を指摘したうえで、度々「大国は小国に勝てない」という逆説的理論を紹介しながら、4段階目にあたる表題の中国4.0として中国が進むべき外交戦略を提案するとともに、日本に対しては日米同盟に頼ることなく尖閣を守れと結んでいる。
ロシアを決して信じるな
SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!
安保法制反対運動で一世を風靡したSEALDsを名に冠して、同じ時期に現場取材した台湾や中国で起こった「ひまわり学生運動」「雨傘革命」のそれぞれの若者の行動原理や運動の特徴、事態の推移について解説したうえで、世界情勢の激しい変化において、SEALDs以降の若者世代が、否が応でもその重大な局面に立たたざるを得なくなる中で、我が国が真に目指すべき核心的価値の獲得を提案している。
内戦と和平 現代戦争をどう終わらせるか
内戦と和平 現代戦争をどう終わらせるか (中公新書 2576) [ 東 大作 ]
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国連の活動を例に、当該各国における和平調停から平和構築までの過程を追いながら、政治利用される民族対立、利権構造や大国の思惑などによって、話し合いが困難となった各国の状況において、いずれの例においても「包摂性」が事態を左右すると指摘し、また、国連が直面する「濫用」と「無用論」といいった活動の難しさを解説するとともに、日本だからこそできる重要な役割を提案している。