kigyostartupのブログ

読んだことを片っ端から忘れてしまうので、忘れないように、要約を記録することにしました。

幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵

幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書) [ 岸見 一郎 ]
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「嫌われる勇気」の著者が、自身の家族との交流における葛藤や確執、受容などの実体験も例に挙げて、アドラーを始めとする哲学者、思想家の言葉を引用しながら、幸福の意味を紐解き、勇気を出して対人関係に飛び込み、何かを成すという行為ではなく、存在によって共同体に貢献することが、幸福に「なる」ではなく、幸福で「ある」ために必要と説いている。

中国4.0 暴発する中華帝国

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書) [ エドワード・ルトワック ]楽天で購入

2000年以降の中国の外交の15年間の変遷を1.0からの3段階に区切って解説する中で、国内しか見ない政治姿勢や、G2の失敗を指摘したうえで、度々「大国は小国に勝てない」という逆説的理論を紹介しながら、4段階目にあたる表題の中国4.0として中国が進むべき外交戦略を提案するとともに、日本に対しては日米同盟に頼ることなく尖閣を守れと結んでいる。

ロシアの論理

ロシアの論理 復活した大国は何を目指すか【電子書籍】[ 武田善憲 ]
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ソ連崩壊後の、プーチン率いるロシアの復活について、巧みにルールを変更して優位に立つ、その政治姿勢を解説しているが、「強いロシアは脅威ではない」という、筆者の巻末の予想は結果的には外れてしまい、20年の計により、今、世界に大変なことになっている。

ロシアを決して信じるな

ロシアを決して信じるな 新潮新書 / 中村逸郎 【新書】楽天で購入

ロシア研究者の著者が、旧ソ連時代を含む40年ものロシアとの関わりの中で経験した、様々な驚きや失望の数々を紹介しながら、偶発的な核脅威の現実味や、暗殺の実態、混迷する北方領土の返還交渉等の解説を交えて、ロシア人や、ロシアという国と付き合っていくことの難しさを嘆きつつ、それでも耳を傾ける大切さを説いています。

シニア左翼とは何か

シニア左翼とは何か
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原発、反安保法制などの最近の社会運動において、シニア左翼と呼ばれる 、60~70年代に巻き起こった学生運動の世代の参加が目立つことに着目して、かつての活動の特徴を年代ごと、党派ごとに振り返り、代表者らへのインタビューを交えながら、活動の理念や目的、手段や組織の内情などを解説してます。

SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!

SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!/福島香織【1000円以上送料無料】楽天で購入

安保法制反対運動で一世を風靡したSEALDsを名に冠して、同じ時期に現場取材した台湾や中国で起こった「ひまわり学生運動」「雨傘革命」のそれぞれの若者の行動原理や運動の特徴、事態の推移について解説したうえで、世界情勢の激しい変化において、SEALDs以降の若者世代が、否が応でもその重大な局面に立たたざるを得なくなる中で、我が国が真に目指すべき核心的価値の獲得を提案している。

内戦と和平 現代戦争をどう終わらせるか

内戦と和平 現代戦争をどう終わらせるか (中公新書 2576) [ 東 大作 ]
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国連の活動を例に、当該各国における和平調停から平和構築までの過程を追いながら、政治利用される民族対立、利権構造や大国の思惑などによって、話し合いが困難となった各国の状況において、いずれの例においても「包摂性」が事態を左右すると指摘し、また、国連が直面する「濫用」と「無用論」といいった活動の難しさを解説するとともに、日本だからこそできる重要な役割を提案している。