地政学入門 外交戦略の政治学
開祖と位置付けられる、英国のマッキンダーによる、ドイツ・ロシアの接するあたりを中心とした世界の各地域群の、それぞえの特徴に応じた分類の解説にはじまり、ドイツのハウスフォーファーらによる発展の経緯や、アメリカがモンロー主義を果たすにあたって、大陸両岸の捉え方として、西は易く、東は難きことなどを説明している。
入門としての著作ですが、なかなかに難解で、途中何度も挫けそうになりました。あまり頭に残っていません。
ブラジルの東端について、フロリダとイベリア半島から同程度の距離であるため、ヨーロッパの勢力圏に成り得るとか、なんとなくイタリアの隣的なイメージで捉えていたギリシアも、バルト海からまっすぐ降りてきて東欧諸国と直線上にあるとか、恥ずかしながら今頃になって地理感を改めました。